2023-01-01から1年間の記事一覧

お母さんはなぜ自分のためにお金を使わなかったの?

お母さん。 家を建てる時、お母さんが700万円くれた。 夫に渡した。 私たちは働いていたから、自分たちでなんとかするつもりだったのに。 お母さんは、4畳半ふたまの県営アパートに住んでいた。 どうして、自分のために使わなかったの。 もっといいところへ…

何もかも失敗

母の還暦も古希も喜寿も傘寿も米寿も何もお祝いしていない。お祝いすると早死にすると、そんなばかばかしい迷信を信じて。 ほんとは感謝したかった。ありがとうと言いたかった。 なのに無視して。 おかあさん。ありがとう。何度伝えたかったことか。 どうし…

遅すぎる

今ならわかるのに どうやって付き合えばいいか まともに付き合ってこなかった母に対して どう付き合えばよいかわからなかった 今ならわかるのに どうして死んだあとなのか まともな小学生時代を送れず まともな中学生時代を送れず まともな高校時代を送れず …

旅人さんは今

自責の念に苦しんでいた旅人さんのブログを読んで共感していました。 私も苦しい。 人を傷つけた人、もう取り返しがつかないことをしてしまった人はどのくらいいるのだろう。 まさか、そんな人生になろうとは思いもしなかった。 いまさら気づいても遅いが、…

私が母を愛しているにもかかわらず、許せず粗末にしてしまったことに、取り返しがつかないことをしてしまったといまさらながら苦しんでいる。 その原因が成育歴にあったと思いたがっている。 大切にされなかったという思いがある一方で、母なりに精一杯尽く…

夫に母のものを捨てられる

だれかにとっては宝物でもだれかにとってはごみだ。 母の遺品は夫にはごみだ。 いつの間にか捨てられている。娘に至ってはフリマで売られていた。 家族といえども、当然、心は他人なのだ。別の人間なのだから。 捨てられたことがわかったあとは、とても落ち…

かわいそうな母

娘に「身内を失った人の気持ちは同じ経験をした者でないとわからない」というと、「確かに私にはわからない」と言った。 母は娘にとって身内ではなかったのだ。 母は孫娘のために、羽子板を送り、3歳と7歳の着物を作り、学資保険に入り、帰るたびに500…

今の知識と経験を持って

29歳の知人が「今までの経験を持って過去に帰ってやり直したいと思うことがしょっちゅうある」と言ったのでびっくりしました。 まさに、私だからです。 今ならわかるのに、今ならできるのに、どうして母が生きているときにできなかったのか後悔ばかりして…

答えが見つからない

何がなんだかわかりません。 仲良し母娘なんて、誰かが作った価値観通りにならなくていい、という人がいます。 私の頭の中には、サザエさんのような家族関係が理想とするステレオタイプの価値観があります。 今朝の新聞には、食事を一緒にとろうとしない夫に…

2年目のほうが苦しい

お母さん また韓国に行ってきます。 「なぜあなたが、こんなに韓国にハマるんだろう?」 母は不思議がっていました。 私が7カ月で亡くなった父は戦争中ピョンヤンに住んでいたそうです。 だからかもしれません。 私は父の顔も何もわかりませんから、父に対…

仲良し母娘になりたかった

旅人さんへ。 息子さんが自死されて、亡くなって初めて気づいたことを毎日のようにつづられていた”旅人”さんのブログは、2020年9月でぷっつり終わっていました。 今頃、どうしていらっしゃるのでしょうか。 私も母の死で後悔しており、2年たちましたが…